ひろしま市民パブリシスト

HIROSHIMA PUBLICIST

「ヒロシマ」を感じる新しい眺望(その1) H30.6.4(月)

戦争を仕掛けることも無く、仕掛けられることも無く、今、日本は平穏な日々の明け暮れの中です。

 脇目も振らず働き続けた時代も、今は昔。昨今はその対極ともいえる「ゆとり」がもてはやされて、いろんな理由をつけた休日が新設される、とてもありがたい時代となりました。「観光」が注目されるのも、自明の理で、「世界遺産」とか、「国立公園」の指定を目指す動きが目立つようになったのもその表れでしょう。

 広島でも、「原爆ドーム」や「宮島」を主目的とした観光客が多くなり、とりわけ、アメリカ前大統領のオバマさん効果と言われる、外国人観光客の増加が話題になっています。とは云うものの、「長崎」「沖縄」とも共通することですが、単に「物見遊山」的気分で訪れる場所とは違う観光地のはずです。「広島」は、人類史上初めての、核爆弾の業火により焼き尽くされた都市という、特別な歴史を思い知る「地」なのですから。

「推移」
IMG_4464.JPG2012.10当時

DSC05887.JPG現在

 一昨年夏、原爆ドームに隣接するひとつの「ビル」の完成を、広島の全テレビ局が報じました。テレビの威力を改めて認識したものですが、市民に開放、お披露目された日は、有名ショッピングセンター開店と見紛う程の大変な人出となり、その様子をまたニュースは報じたものです。

 その「ビル」が、広島の新しい観光スポットとなるべく期待を担った「おりづるタワー」なのです。元は、大手損害保険会社が所有していた、ごく普通のオフィスビルを取得したのは、地元マツダ車の販売会社でした。オーナーは、自社物件となったビル最上階からの、平和記念公園や、宮島の島影や、原爆ドームなどを俯瞰する景観に突き動かされて、広く市民や観光客に、「平和都市ひろしま」を実感してもらえる全く新しいステージをイメージされたのでした。


「推移」
IMG_7484.JPG2013.3当時

DSC05886.JPG現在

その実現のために、建築家はもとより、漫画家やCG映像作家など、異色と思える分野のエキスパートの知力をも集めて、単に「高みの見物」の場とは一線を画すアイデア満載のビルを目指しました。

2014年春、リニューアル、といった概念を超す、まるで新築工事にも匹敵する大改築が進められていきました。

「推移」
DSC01554.JPG2015.3当時

DSC05889.JPG現在

DSC03002.JPG2015.7当時

DSC05900.JPG現在

 そして、いよいよ2016年夏、ビルをすっぽりと覆っていたフェンスが取り払われると、広島 の新しい観光スポット「おりづるタワー」がその姿をみせました。

DSC05978.JPG相生橋から紙屋町方面を望む


DSC05910.JPG「タワー」すぐ前には電停も

DSC06093.JPG「おりづるタワー」正面

市民パブリシスト 有田 武志

次号へ続く

 

 

 

「おりづるタワー」の情報はこちら。

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