ひろしま市民パブリシスト

HIROSHIMA PUBLICIST

台風10号に身構えた「広島」寸景

よりによって夏真っ盛りの、お盆は815日。久し振りに広島に帰省して墓参を予定してた人達も、夏休みで親子で街中に繰り出す予定だった人々も、全く予期せぬ公共交通機関の全面運休という事態に直面し、唖然としたはずだ。

運休を知らせるバス停の掲示板
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台風10号は、早くから中国地方に向かって北上し、日を重ねてる内に、「超大型」に発達、そして、ついには広島を直撃しそうな進路予想となった。広島の関係者間では、5年前の大土砂災害の記憶が生々しく脳裏を過ったに違いなかった。それ故に、ここに至っての台風対策は実に大胆、かつ、素早かった。

誰もいない本通りバス停
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14日の内には、広島市内を中心にした交通機関はタクシーを除き、15日は始発便からの運休を決め、飛行機、船、新幹線、在来線、バス、路面電車、アストラムラインなどが止まリ、デパートや繁華街では、臨時休業する店が続出するなど、そうそうは起らない一大事といえる事態になった。

臨時休店を示すデパートの表示
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家にいて、そんな状態の街中の様子を想像した私は、ここは、趣味の写真で撮っておく時と思い立ち、一方では台風が通過しそうな街中に出かける非常識さも考え、出かけるか止めるかの綱引きが続いたが、外の気配は思ったほどひどくない。そう思ったら、素早くカメラに雨対策を施し、タクシーで出かけた。
「今日は走り易いですよ」と乗務員さんは、広々とした道路にご機嫌だった。タクシーを利用する人の多さも、きっと上機嫌の理由だったかも。
予想通りのガランとした街の様子を目にして、どこを、どのように撮ったものかと、急ぎ思いを巡らせた。
やけに広い道路には、いつもならひしめき合ってる路面電車も、バスもいない。いつもなら、人でいっぱいの停留所には、人の姿のない不思議な光景の街と化した、つかの間の広島のメインロードを、数コマ撮って引き揚げた。帰路のタクシーの乗務員さんから、「呉に上陸したそうです」と聞かされた。「呉」でも大きな被害など無く台風が通過しますようにと願いつつ、下車した。

胡町付近
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紙屋町付近
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市民パブリシスト 有田武志

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