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Vol.04 汐まち鍋
大畠瀬戸の恵みが満載
五感で食するご馳走鍋

目も楽しませてくれる海の幸、野菜たっぷりの「汐まち鍋」

目も楽しませてくれる海の幸、野菜たっぷりの「汐まち鍋」

鍋の蓋を開けた瞬間、魚介のしっかりとした出汁の香りが部屋いっぱいにたち込める。「あ~、いい香り!」
今回紹介するのは、広島市内から車で約1時間のところにある山口県柳井市大畠(おおばたけ)の名物「汐まち鍋」。この辺りの海は大畠瀬戸(おおばたけせと)と呼ばれ、なんと日本三大潮流の一つといわれる速い潮の流れと渦潮で有名。潮流でもまれた鯛をはじめ豊富な魚と貝の宝庫であるというから、これはもう試してみるしかありません。

「汐まち鍋」ってこんな鍋

料理人田中さんの美しく丁寧な職人技

料理人田中さんの美しく丁寧な職人技

現在、「汐まち鍋」が味わえるのは大畠界隈で4店舗。その代表として「旬・鮮・彩 鳴門」の店主・田中康隆さんに今回取材をお願いした。「汐まち鍋」の条件はいくつかある。まずは天然鯛をメインに、出汁も鯛の骨を使用すること。具材の美しい彩りと盛り付けにも瞬時に心奪われた。それもそのはず、鍋のイメージは華やかな“竜宮城”だから。見事な「渦潮」に見立てた葉野菜の巻物も欠かせない。そして旬の素材をできるだけ多く使うこと。
熱々の湯気の中から現れた、鯛は格段身が引き締まってプリップリ。魚介や貝、野菜から出た天然の出汁が絶品!小鉢に何杯取り分けても、お箸が止まらない。

旬のチダイやカワハギ、瀬戸貝、赤足エビなど、すべて大畠瀬戸の魚介

旬のチダイやカワハギ、瀬戸貝、赤足エビなど、すべて大畠瀬戸の魚介

グツグツ食べ頃。おいしい香りが鼻の奥をくすぐる!

グツグツ食べ頃。おいしい香りが鼻の奥をくすぐる!

鍋の出汁でそのままいただく。たまらなく美味~!

鍋の出汁でそのままいただく。たまらなく美味~!

とっておきのお楽しみ♪

三つ葉を散らして召し上がれ。旬の食材から出た旨みは最高

三つ葉を散らして召し上がれ。旬の食材から出た旨みは最高

「シメは残った出汁にご飯と溶き卵で作る雑炊。具材から溶け出た濃厚な出汁がご飯と卵とよくからまって、火の入り具合も絶妙のふんわり、とろとろ。柚胡椒の風味が出汁を薫り高く引き立て抜群のアクセントに。またまたレンゲが止まらない!時期によって鯛やそのほかの魚介、野菜の種類が替わるので、季節感も味わうことができる。
汐まち鍋を食べることが出来るのは、鯛の身がしまってくる秋から冬にかけて。これからの季節、グルメ旅を検討中なら、汐まち鍋を忘れずにリストアップしてみてほしい。また、その店その店で鍋の具材や作り方も少しずつ違うので、他店の「汐まち鍋」もいろいろ食べ比べしてみるのもおすすめだ。

2杯、3杯とどんどんお替わり!

2杯、3杯とどんどんお替わり!

絶好のロケーションもご馳走

窓全面に広がる海景色にうっとり。次回は夕焼け目指して訪れたい

窓全面に広がる海景色にうっとり。次回は夕焼け目指して訪れたい

大畠から架かる薄緑色の大島大橋、その先にぽっかり浮かぶ周防大島。海と空と大橋が織り成す瀬戸内の優美な風景も、もちろん贅沢なご馳走だ。「旬・鮮・彩 鳴門」の大きな窓からは、この悠々たる景色が一望できる。「陽が沈む頃、空が一度ピンク色に染まって、またブルーになるんですよ」。カップル客も増えてきたという話に大きくうなずいた。柳井市まで海の幸とロマンチックな眺めをお目当てに、ドライブをしてみませんか。

ハイセンスな内観。夜はお酒とともに食事が楽しめるデートスポットにも

ハイセンスな内観。夜はお酒とともに食事が楽しめるデートスポットにも

透明度抜群の穏やかな海がどこまでも

透明度抜群の穏やかな海がどこまでも

道路をはさんで、海海海!「旬・鮮・彩  鳴門」

道路をはさんで、海海海!「旬・鮮・彩 鳴門」

大島大橋を渡れば「みかん島」で有名な周防大島

大島大橋を渡れば「みかん島」で有名な周防大島

今回取材したお店
「旬・鮮・彩 レストラン鳴門」山口県柳井市大畠1421-2 TEL 0820-45-3144

  • 汐まち鍋を提供しているその他のお店
  • 「馳走 葉(よう)」山口県柳井市大畠1458-3 TEL 0820-45-3363
  • 「鮮魚 網代(あじろ)」山口県柳井市大畠1449-1 TEL 0820-45-3137
  • 「旅館 海月(かいげつ)」山口県柳井市神代4816-1 TEL 0820-45-2422

※汐まち鍋は完全予約制です。ご予約は、各店にお電話でお申し込みください。

汐まち鍋公式ページ

(2017年8月取材)

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